どうもgeradeausです。
一通りの基本的な技術を習得したら次に手を出したいのが染色。
でも染色した後の仕上げ剤っていろいろあってどう違うかわからない!どれを選んだらいいんだろう?
そう思ってました。なら初心者なんだし全部使って試してみるかってことでやってみました。
ということで、今日は前々から気になっていたレザーコートとレザーフィックス、艶消しレザーフィックスとレザーコートマットの違いについて、実際に試してみたのでまとめてみました。
レザーの防水性や色落ちについて興味がある方は、こちらもご覧ください。
まず革を染める
使用今回はアルコール染料のスピランをアルコール薄め剤で薄めて染色していきます。
ちなみに染色には刷毛ではなく布を使用しました。
布を使用する理由としては、刷毛を使用するよりも布を使用した方がムラなく染められるという情報を見たからです。
仕上げ剤を塗った後、どれがどれかわかるように床面に印をつけておきます。
1.レザーフィックス
2.艶消しレザーフィックス
3.レザーコート
4.レザーコートマット
いざ仕上げ剤の塗り比べ
さてこれが塗った後の写真です。画像はクリックで大きくなります。
画面上にあるのは無処理のものです。
カメラを通すと分かりづらいので、個人的な見解も含めて別々に見ていきましょう。
まず艶がある方から。分かりやすいように同じ場所で反射させてみました。
レザーフィックスが一番艶っとしていて、次点でレザーコート、その次に艶消しレザーフィックスが続きます。
一応1つずつ見ていきましょう。
レザーフィックス
艶消しレザーフィックス
レザーコート
艶感では大きな違いはありませんが、より艶を出したい場合はレザーコートよりレザーフィックスを選ぶといいと思います。
レザーコートマット
驚いたのがレザーコートマット。仕上げ無しのものとほとんど変わりませんでした。染色後に光沢を含めて色を変えたくない場合は、レザーコートマットを選ぶといいかもしれませんね。同じ艶消し系仕上げ材でも、マットさではレザーコートマットに軍配です。
仕上げ材の価格について
効果の違いは分かったけど、それぞれの価格ってどれくらい違うんだろう?って改めて思ったのでアマゾンで売っているだいたいの価格を載せてみました。私は入れ目違いで買ったので価格が比較できなかったんですよね。
アマゾン:410円(楽天:410円)
アマゾン:900円(楽天:453円)
アマゾン:380円(楽天:432円)
アマゾン900円(楽天:432円)
安く買う努力をすれば、あんまり変わりないですね。なぜかアマゾンだけ艶消し系が高いのが気になります。
でも商品ランキングだけ見たらレザーコートの方が使われてるのかなと思いました。
まとめ
写真が見にくかったと思いますが、お付き合いいただきありがとうございます。
個人的な印象ですが艶がある順に
1、レザーフィックス
2、レザーコート
3、艶消しレザーフィックス
4、レザーコートマット
という結果になりました。
レザーフィックスはよく艶が出ていて、レザーコートと艶消しレザーフィックスは僅差でレザーコートの方が少し艶があるかなという感じでした。
レザーコートマットは何も塗っていないのとほとんど変わらない仕上がりになるため、色合いや光沢を変えたくない場合はおススメです。
レザーの染色後仕上げ剤には他にも「ラッカー」や「ワックスコート」、「水性ウレタン仕上げ剤」など数多くの種類の仕上げ剤が存在します。
他の仕上げ剤についても手に入り次第実験したいと思います。
ちなみにネット上でよくレザーバインダーを仕上げ用途で使っている人を見ますが、レザーバインダーは下地剤であって仕上剤ではありません。正しい用途としては、染色>レザーバインダー>レザーコートの順で使うようです。
ラッカー系スプレーや塗料を使用した場合、革を曲げるとヒビ割れる可能性があるようですので、そのような時はレザーバインダー塗ったほうがいいようです。(参考:《道具》レザーバインダー、レザーコートって何がどう??)
色々試して自分の好みに合った仕上げ剤を選べるようになりましょう!
コメント
はじめまして。山見と申します。趣味でレザークラフトをはじめて、まだまだ🔰です。自分で染めてみたいと思い、仕上げ剤はどれが良いのか色々調べていたら、こちらにたどり着きました。参考になります。ありがとうございます。
そう言っていただけると嬉しいです。
染色はやればやるほど奥が深くて面白いですし、仕上げについても色落ち、防水なんかを含めると凄い研究の余地があります。
私もまだまだ勉強中ですが、いろいろやってまずは楽しんでみてください!