髪の3つ編みでも革の3つ編みでも、端は別れているのが通常ですが、マジック3つ編みは両方が閉じられているという状況で編んでいきます。両方閉じられているのに編めるなんて驚きですよね。
編みはベルトやキーホルダーなど、単一のアイテムに使うのもいいですが、キーケースのベルトなどアイテムの中のワンポイントに編みを加えることで、デザイン的にもオリジナリティーを出すことができます。
網目を綺麗に見せるためには、編み方が緩すぎてもきつすぎてもいけません。
緩すぎると網目が整わず、きつすぎると丸みを帯び全体がゆがんだ感じになってしまいます。
表面の網目が均等になるように、適度な強さで編み進めていきましょう。
マジック3つ編みの方法
マジック編みでは通常の編みではしない工程を踏みます。
とはいっても難しくはないので、しっかり覚えていきましょう。
画像はクリックで大きくなりますので、必要に応じて確認してください。
①2本切れ込みを入れた革を用意し、左に2本右に1本の状態にします
(今回は分かりやすさのため色分けしたレザーをテープで留めています)
②AをBの上に通し右に寄せます
③CをAの上に通し左に寄せます
④BをCの上に通し右に寄せ、BとCの間に隙間を作っておきます
⑤BとCの隙間に革の下端を表からくぐらせます
⑥革を両端から引っ張ります
⑦下側のBとCの間に隙間を作ります
⑧BとCの隙間に革の下端を表からくぐらせます
通したらこのような形になります。
⑨隙間を詰め、②から⑧の手順を繰り返します
⑩編み目の間隔を整え完成です
マジック編みは最初から革の長さが決まっているのと、一順の工程が決まっているので求める編み目の間隔になりづらいというデメリットもあります。ただそれを差し引いても非常に価値のある技術だと思うので、是非使ってみましょう。
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