さて作り方講座第一弾ヽ(o゜ω゜o)ノ
第一弾は誰でも簡単に作れる三角コインケースの作り方を公開しますよ!
基礎技法をすべて組み込んでいますので、これ1つ作ればレザークラフトのいろはを体験することができます。
また通常の三角コインケースは1枚のレザーで作っているものが多いですが、今回紹介するのは革を2枚縫い合わせたタイプのため、より高級感のある仕上がりになります。
もちろん使う革が1枚だけでもできるので、是非チャレンジしてください!
三角コインケースの無料型紙
それでは製作に移る前に、以下のリンクをクリックして型紙を保存してください。
Click! → 三角コインケース無料型紙(pdfファイル)
(別タブで開きます)
※A4サイズで印刷してください。
三角コインケースの作り方
型紙の準備はできましたか?
それではさっそく作っていきましょう。ざっくりと手順だけを説明していきますので、作り方がわからない場合は基礎技法のページで、各技法について勉強してください。
それではレッツトライヽ(o゜ω゜o)ノ
A4サイズで印刷した型紙を少し硬めの画用紙に貼り、型紙を切り取ります。
型紙が完成したらレザーに直接けがいていきます。
バネホックを取り付ける位置に印をつけておきます。
×の真ん中を丸ギリで突いて革に跡を付けておきます。
けがきが完成したらこんな感じ!
けがき線に沿って切り出しました。
切り出したら先程付けたバネホック用の印、内側2か所だけをハトメ抜きでくり抜きます。
内側のバネホックパーツを留めていきます。
POINT:型紙の向きに注意!
型紙を表向きにして切り出すことにより、貼り合わせたとき裏側のレザーは床面が見える状態になります。もし裏側も銀面を使用したい場合は、型紙を表裏引っくり返して裏当てのレザーを切り出してください。
トコフィニッシュで床面の処理を行います。
こうすることでコインケースを開いた時も毛羽立ちのない上質な床面が見え、安っぽさをなくせます。レザーアイテムの仕上がりの良さは床面が語ってくれます。
床面が乾いたら引っくり返し、表側の革と貼り付けやすいよう表面を傷つけます。
ボンドを薄くまんべんなく縫っていきます。
POINT:出っ張り部分はしっかり引っ付くようにしましょう
出っ張りの部分は縫い合わせを行わないため、ボンドと金具だけでの貼り付けになります。金具で止めるので大丈夫なのですが、念のためしっかりボンドで貼り合わせておきましょう。
表側の革と貼り合わせていきます。
隙間ができないように、端からしっかり貼り合わせていきましょう。
貼り合わせが終了したら両端のバネホック用の穴をハトメ抜きで開けます。
また出っ張り部分の穴も開けます。
バネなどの金具パーツをすべて取り付けました。
革1枚で作っている方はここで完成です!サイトの下までスクロールして折りたたみかたを確認して下さい。
それでは縫い合わせに移っていきます。ディバイダーで縫う箇所をけがいていきます。
今回は2mmに設定しています。
けがき終わったら菱目打ちで穴を開けていきます。
各コーナーにはあらかじめ丸ギリなどで穴をあけておいてくださいね。
穴を全て開け終わったら縫っていきます。1度に全て縫ってもいいですし、糸が長くて作業しづらければ半分ずつ縫っていってもいいです。
ここまで来るともう完成です。あとはコバの処理をしていきましょう。
ここは完成度を高めるためなので、面倒くさければお好みでもいいです。
ただ耐久度が上がりますので、基本的には推奨します。
コバをやすりで整えます。貼り合わせた際、微妙にずれがあったりするのでそれを直します。また一度やすりがけすることで滑らかなコバに仕上がります。
コバにトコフィニッシュを塗ります。
一定範囲にトコフィニッシュを塗ったら、半乾きのうちにプレススリッカーでコバをこすります。
・・・さぁ、すべての準備が整いました。後はホックを留めていくだけです。
右下の角を出っ張りがある部分に折り曲げます。
上に開いているふたを折り曲げて、中央のホックにはめます。
裏返すとこんな状態。残る工程はひとつ。
最後のホックをはめましょう!!
完成しました!
ちょっと薄めですがちゃっかり刻印押してみました(笑
出っ張りの部分にはリングを付けたうえで、ナスカンを取り付けると使い勝手がよくなります。どこかにぶら下げられるので便利です。
今回はしませんでしたが、裏にも革を当てているためパンチングをしても裏当ての革の銀面が見え、綺麗な模様を作り出すこともできるでしょう。
さてどうでしたか?うまく作れましたか?
けがく、裁断、床処理、穴あけ、金具取付、手縫い、コバ処理。これであなたはレザークラフトにおける全ての基本的な技法をクリアしました。
次は一歩先へ進み、カードも入るコインケースで
・コバを見せないアイテム作り
について勉強してきましょう。
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