レザークラフト基礎講座第1弾!
最初なので型紙の切り出し方という基礎中の基礎のところから始めていきたいと思います。
レザークラフトでは何を作るにしても型紙は必須です。しかもより完成度の高いアイテムを作ろうとなると、勝負はここから始まってきます。
言ってしまえば図案を切り出すだけの簡単な工程なのですが、ここをしっかりするかしないかで型紙の出来だけではなく、実際に革を使った作品の出来栄えまで影響してきます。
型紙のズレは最終製品のズレ
この言葉を意識しながら型紙の切り出しを行っていきましょう。
型紙の貼り付け
自分でオリジナルの図案を作った時、型紙のデータはコピー用紙にプリントアウトされます。その状態で型紙として使用しようとすると、薄すぎて輪郭をけがく際に形が変わってしまいます。そこでコピーした型紙は一度厚紙に貼り付けるという工程をとります。
これは教本などについてきた型紙を使用する際にも同じことが言えます。教本の型紙も薄い紙に印刷されているので、使用する際は厚紙に貼り付けて使用しましょう。
それでは使用する道具を準備します。
まずはコピーした図案を型紙に貼り付けていきます。
実際はゴムのりを使用するのがいいですが、今回はスティックのりで代用します。
ちなみにゴムのりは300mlで上の商品くらいの価格がします。
なので初心者のかたは無理に買わずスティックのりでいいと思います。
ただ、接着力やノビが格段に違うので継続してレザークラフトをする予定なら持っていてもいいでしょう。
コピーした図案の裏面全体に糊を塗ったら、厚紙との間に隙間ができないように貼り合わせます。
貼り合わせたらガラス板で圧着していきます。
※力を入れすぎると紙が破れるので注意!
それでは切り出していきましょう。
図案の切り出しには主に「別たち」、「カッターナイフ」を使います。
上の写真のように持ち、手前に引くようにして型紙をカットします。
下にはビニール板を敷くようにしましょう。
まずは直線の切り方です。
刃をなるべく寝かせるようにして切っていきます。型紙との接地面が大きいほど直線が安定して切れます。
以下のように刃を立てた状態で直線を切ろうとすると、安定せず切り口がズレる可能性があるので、直線は極力刃を寝かせるようにします。
角まで辿り着いたら刃の後ろ側を使って一旦切り終えます。こうすることで綺麗な角を得ることができます。
※角と刃の後ろ部分をしっかり合わせるようにしましょう
次に曲線の切り出し方です
直線の時とは違い刃を立てて切り進めます。カーブの角度がきつくなればなるほど、別たちもたてて切るようにします。ただし、あまりにも刃を立てると線から外れる可能性があるのでほどほどにしましょう。
カッターナイフでの切り出しについて
カッターナイフはどう頑張って寝かせても、刃の接地面が極端に少ないため直線の切り出しには向きません。
カッターナイフで直線を切る場合は必ず定規を当てるようにしましょう。
ただ尖っている分、角を切り出すのには向いているので部分的に使うのもありかもしれないです。(私は使っていませんが・・・)
って、なんだかんだ説明してきたけど・・・
結局ハサミを使ってたりします(笑
一応ハサミを使うとギザつくとの理由で推奨はされませんが、刃の長いハサミだと一回で切れる範囲が大きいのでギザつきも抑えられます。
ただ線を外さないよう相当丁寧に切っているので、別たちをで定規使って切った方が早いんだろうなぁとは思ってます。
ただハサミだと直角の場所はかなり切りづらいので、基本別たちで切り出しをすることをおススメしておきます。
これで切り出しの完了です。
次は切り出した型紙を使って、革にけがいて裁断をしていきましょう。
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