【B6サイズ革手帳】システムバインダーの作り方&無料型紙【後編】

作り方&型紙

バイブルサイズのシステムバインダー作り後編ヽ(o゜ω゜o)ノ
前編では外装を完成させましたが、まだまだ内装が残っています。
後編では内装~完成までを紹介していきます。
今までの物より凝っているので、心してかかってください!

前編を確認していない人はこちらからどうぞ。
Click! →【ポケットサイズ】システムバインダーの作り方&無料型紙【前編】

ではさっそく取り掛かります。作り方がわからない場合は基礎技法のページで、各技法について勉強してください。それではレッツトライ!

 

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バイブルサイズのシステムバインダーの作り方

内装パーツを作る

1.パーツの切り出し+印付け

型紙にもとづいてパーツを切り出します。内側のベースとなるパーツは左右でわけていますので、写真のように1枚の型紙に貼り付けて使用します。また写真のように切り、淵に沿って印をつけていきます。

他のパーツも同様に、ラインを引く必要がある場所は印をつけていきます。

 

ちなみに全部切り出したらこれだけのパーツになります。

 

2.コバ処理をする

最後に外周になりえる部分は必要ないですが、それ以外のパーツはこの段階でコバを処理しておく必要があります。

 

3.バインダーあて革を取り付ける

バインダーリングに当たる革を縫い付けます。このパーツが無いと、表面にまでリングのボコボコ感が出てきます。

まずは型紙を当ててかたどった印に従い、パーツを貼り付けます。

ずれないように慎重に貼り付けましょう。

 

 

穴を開けて縫い付けていきます。

 

4.バインダー金具を取り付ける

バインダーの裏側に両面テープを付け、動かないように固定します。

 

あとは上側のパーツを、固定してあるパーツにはめ込むだけ。

スライドすることで取り付けられます。

ただ今回1mmの革で作りましたが、この分厚さだとバインダー金具が非常に取り付けづらかったです。

取り付け部分のみ、結局かなり漉かざるをえなかったです。

 

金具を取り付けると一気に完成が見えた気がしますね。

 

バインダーの取り付けは別記事でも詳細に書いていますので、こちらも参考にしてみてください。

404 NOT FOUND | レザクライフ
~レザークラフトで暮らしを楽しく~

 

5.ポケットパーツを完成させる

スリットタイプのポケット作りです。

これをマスターしたら非常に勉強になります。

 

ここから内装のポケット作りです。

まず型紙の内パーツポケットの型紙通りに生地を切り出します。

薄い合皮や布で構いません。むしろ布の方が接着力あって良いと思います。

 

ポケット用の布は、切れ込みから5㎜上に貼り付け、下も5㎜貼り付けます。横は4㎜貼り付けます。

なのでそのガイドを書いておきます。

 

必ず下から貼り付けていきましょう。

どんなポケットパーツもですが、基本下から作っていきます。

 

 

現時点ではこんな感じになります。

 

接着が安定したら実際にカードを入れてみましょう。

カードが1.6~1.7センチ出ると思います。

 

ただしこのままではポケットパーツ丸出しなので、裏当てを作成します。

今回は合皮で作りました。ステッチを残したくなかったので、強力に貼り付けました。

 

はみ出た部分はもちろん切り落としてください。

縫わない分しっかり貼り付けないと、後々剥がれてくる可能性があるので注意です。

これで市販品でよく見るスリットタイプのポケットを作ることが出来ました。

 

6.ペンホルダーの作成

ペンホルダーを作成します。

折りたたんで端から5mmのところで貼り合わせるだけです。

 

外装と内装を縫い合わせる

7.内装パーツの貼り合わせ

さてこれで全てのパーツの準備が終わりました。

表側と縫い合わせる前に、内装パーツのみで貼り合わせていきます。

貼り合わせる場所はあらかじめ荒らしておきましょう。

 

8.外装と内装の縫製

いよいよ大詰め、最後の縫製工程です。

外装と内装をまず貼り合わせ、縫っていきます。

外装の方が若干長くしてあるので、ベルトを作った時と同様に、端から接着し、折り曲げながら全体を接着します。

 

縫い穴が一直線になるように慎重に穴を開けます。

普段は表から菱目打ちを使いますが、今回は気を付ける場所が非常に多いため、内側から穴をあけていきます。

ここでも大きなポイント!

四隅とパーツとパーツのキワの部分は丸ギリで穴を開けておくのが無難です。

ここに菱目打ちを使用すると、パーツの端が切れてしまいます。

 

※最注意事項

表パーツの縫い穴がある場所はあらかじめ丸ギリでガイドを付けておきましょう。

気付かづに菱目打ちを使うと表の糸が切れます。

 

そして最後の縫製です。

 

9.コバの仕上げ

このまま完成でもいいですが、最後にコバを仕上げます。

しっかり仕上げた方が当然耐久性が増します。

ここまで来てそんな人はいないかもしれませんが、コバの仕上げ方法が分からないひとはこの記事を参考にしてください。

光り輝くコバ処理をマスターしよう-レザークラフト基礎

 

ちなみに私は磨いた後にコーバー(茶)を使って仕上げました。

 

10.完成

 

お疲れ様でした!これにてすべての作業が終了し、バイブルサイズのシステムバインダーの完成です。

納得いくものはできましたか?かなり時間がかかると思いますが、ずっと使えるアイテムになるはずですので是非作ってみてくださいねー。

コメント

  1. みか より:

    はじめまして
    最近から革を使ったbookカバー作りを始めました。
    材料を探していて、geradeaus様を知りました。
    凄く、良かったです。
    是非、浅草橋周辺に行こうと思います。

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