【レザーブランド紹介】MOTHERHOUSE~大人なレザー~

レザーブランド紹介第3弾!
レザー大好きの私がどうしても紹介したいブランドを紹介するこのコーナー。
先日私好みのシンプルかつ大人なデザインのレザーアイテムを売ってるお店を見つけました。
店員さんの話を聞いたり、お店に置いてある紹介の説明文を見て、コンセプトにも心を動かされたので紹介してみます。
紹介にあたってホームページでいろいろ情報を集めましたが、知れば知るほど好きになる、夢のあるブランドです!
ちなみに使用画像はホームページより拝借いたしました。

MOTHERHOUSEはどんなブランド?

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という思いから生まれた、今年で10周年を迎えたブランドです。

最大の特徴としては、途上国にある現地の魅力的な素材を使った製品作りが挙げられます。

MOTHERHOUSEは海外に3つの拠点があるのですが、

バングラディッシュ・・・レザー、ジュート(黄麻)

ネパール・・・カシミア、シルク

インドネシア・・・銀細工…素材じゃないけど独自の伝統技法です!

この3つの国の独自の素材、技術を活かした製品づくり、これがMOTHERHOUSEの魅力の一つです。

 

MOTHERHOUSEのレザーアイテム

レザーブランド紹介として取り扱ってますが、MOTHERHOUSEではレザーアイテム以外にもストールやシルバーアクセサリーも販売しています。

ただレザーブランド紹介のサイトなのでレザーのことをメインに書いていきましょう。

MOTHERHOUSEではバングラディッシュの主要産業である牛革加工によって産みだされたレザーと、ジュートと呼ばれる糸を使用することで独自のブランドを展開しています。

ちなみにジュートというのは黄麻と言う熱帯・亜熱帯で育つ植物の別名で、植物から取った繊維を使用し糸にしてるようです。コーヒー豆を入れる袋がジュート製だったりします。

 

シンプルなデザイン

基本的にMOTHERHOUSEの製品はものすごい凝ったデザインということはありません。

全てが手作りで緻密な作りだからこそ、素材がいいからこそ活きるシンプルなデザイン。

シンプルだからこそ発揮される素材の力。これが全面に押し出されています。

ハナビラ ツーウェイバックパック  ¥38,500

 

イチョウスリム ロングウォレット  ¥17,600

 

レザー以外の製品

ネパールで作られているストールは1つ1つ手染めで作られています。

クサキゾメグラデーションストール  ¥15,400

 

インドネシアの作られるジュエリーは「フィリグリー」と呼ばれる技術を用い作られています。

銀を糸のように細くして模様を作り、それらを溶接でつなぎあわせながら形にしていくジュエリー技術で、日本では銀線細工というようです。

ゆらぎ  ¥19.800

 

MOTHERHOUSEのこだわり

実はこの項目が最も読んでほしいとこなんです。

現地で加工しているというところです。
途上国で加工というと、どうしても経費削減というイメージが最初に湧いてきますがMOTHERHOUSEに関してはそこが全く異なります。

「途上国にある資源を使って、先進国でも通用する商品をつくり輸出する」

そうすることで経済の基盤を確立し、貧困者を継続的に支援することが出来る。
もちろんこれを実現するのは容易なことではなかったでしょう。

その内容はホームページのウェブマガジンで知ることができます。


ウェブマガジン:Draw the Future-マザーハウスの歩み- 誕生前夜から自社工場が出来るまで

 

このウェブマガジンでは代表兼デザイナーの山口絵里子氏が会社を立ち上げるキッカケとなった思いや、設立までの苦難の道のりが読めます。
全部読みましたけど、ほんとドキュメントですね。

大変だけど情熱をかけて夢を追いかけるっていいなあって思います。

 

豊富なイベント

MOHTERHOUSEの更なる特徴としてイベントの多さが挙げられます。
1つは海外の生産拠点訪問ツアー。
MOTHERHOUSEでは定期的にHISと共同、生産現場を訪問するツアーが組まれています。
MOTHERHOUSEの製品を作っている現場を訪問して、実際に自分でものづくりの体験をします。
ものづくりを肌で感じ、発展途上国の現実を知ることができるツアーです。

もう1つはサンクスイベントという、毎年行われるお客様感謝イベントです。
10周年となる今年は3日間に渡って開催するようで、私も参加しようと思っています。
内容としてはワークショップであったりトークショーであったりします。

こういったイベントがあるからこそ、生産現場、販売店、客の距離が縮まって、多くのファンを産みだしているのだと思います。

 

まとめ

「途上国から世界に通用するブランドを作る」
MOTHERHOUSEが目標とする一文は決して簡単なことではないことでしょう。
そのことはMOTHERHOUSEの歩みを調べたり、この記事を書くにあたり情報を集めているうちに、現実味を伴って私に語りかけてきました。

レザーアイテムの生産拠点であるバングラディッシュでは、革のなめしによる深刻な環境汚染が問題になっています。
でも、彼らはそれを改善するだけの資金も術も持っておらず、環境と自らの健康を犠牲に仕事をし続けています。

この記事を通じてMOTHERHOUSEに興味を持ってもらい、製品を買ってもらい、それが少しでもMOTHERHOUSEが行う途上国の支援に繋がればと思います。

【レザーブランド紹介】KIBINO~岡山県のレザー~

レザーブランド紹介第二回目の今回は、地域のレザーブランド「KIBINO」を紹介します。

最近行った山口産業さんの工場見学で知ったブランドなのですが、ブランドとしてのあり方に非常に感銘を受けたので紹介します。

KIBINOの特徴

イノシシ革を使用

KIBINOでは岡山県吉備中央町で捕獲したイノシシを材料として使用しています。
田舎では農作物を荒らす有害獣として農家の方を悩ませるイノシシ。

もちろん放っておくと増える一方なので、農家の方が対策をしたり猟師の方が駆除したりされています。
駆除されたイノシシは猟師の方やその知人に食料として食べられてきましたが、皮はというと廃棄されていました。

その廃棄されていた皮を資源として有効活用し、バッグやアクセサリー、文房具などの皮革製品に生まれ変わらせる、それがこの「KIBINO」というブランドです。

 

イノシシ革の魅力

豚革を思わせる∴模様は、かつて体を守るため硬く雄々しい毛が生えていたことを主張し、
表面にできた傷は生前に悠々と野山を走り回っていた時のワイルドさを物語ります。

自然に生きるイノシシらしく、その革は摩擦に強く非常に丈夫です。

画像Clickで拡大できます。イノシシ革の特徴がよくわかりますよ。

 

軽くて通気性も良いのでスリッパとしても適した素材です。

写真は室内履き用のスリッパです。

 

ネットショップだけでなく以下の場所で実物の販売も行っているようです。

・岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館内 1階 「セルプおかやま」

岡山空港 待合ロビー

きびプラザ内

晴れの国おかやま館

※定休日にご注意ください

 

障がい者支援の一環として

これらの製品を実際に作っているのは実は体に障がいを持った方々なのです。

販売や商品の開発は「セルプセンター」という特定非営利活動法人岡山県社会就労センター協議会の一部門が請け負っているのですが、製品の製造に関しては岡山県内にある障がい者自立支援団体に所属する障がい者の方が行っています。

障がい者の方が製品作りに携わることで自立支援、社会参加の支援を目的としています。

捨てられてしまう命を有効活用することで、障がい者の方にも仕事をしてもらえる素晴らしい循環です。

以下のものもそうやって作られた製品の一例です。

 

品薄状態になるほど人気のトートバッグ

デザインや手触りの良さを気に入って購入する方が多いそうです。

 

MATAGIプロジェクトについて

こういった取り組みを可能にしているのが山口産業さんが行っている「MATAGIプロジェクト」です。

このプロジェクトが無ければ何も始まらなかったことでしょう。

 

「MATAGIプロジェクト」とは

シカやイノシシの獣皮を有効資源化し、産地活性に繋げる事業がMATAGIプロジェクトです。獣皮活用をサポートするNPO・学校・なめし工場等のメンバーを中心に2013年4月より実行委員会として組織化し、2015年4月現在、全国90以上の産地や団体を支援しています

山口産業株式会社ホームページより

 

山口産業は豚革をなめすタンナーとして日本の皮革産業に貢献しています。

ある時地域から廃棄になる獣の皮をなんとかしたいと相談を受けたのをキッカケに、2008年から獣皮のなめし支援を開始しました。

しかし鞣し以外の加工前の情報提供や製品化、販売は山口産業だけではできません。

そこで立ち上がったのが産地、なめし工場、地域支援に関わる人をネットワークで繋げる「MATAGIプロジェクト」です。

山口産業様工場見学記事はこちら→皮なめしの工場見学in東京~山口産業~

 

まとめ

みんなが知っている有名ブランドではないけど、ストーリーだけならどこにも負けないものがあると思います。

まさに地域の活性化につながるブランドですね。

各自治体がPRのためにこぞってゆるキャラを生み出す世の中ですが、新しい地域の差別化PRとしてこういう取り組みが増えていけばいいなぁなんて思ったりします。

他にもこういうブランドがあるというのをご存じの方がいらっしゃいましたら教えて頂きたいです。

 

将来私も是非こういう活動をしてみようと心に誓うのでした。

【レザーブランド紹介】~YUHAKU~

レザーブランド紹介企画、記念すべき第1弾。

何かモノづくりをしたい!でもどんなものを作ったらいいかわからない!

また、ある程度基本の技術が身について自分で型紙を起こそうと思うけど、どんなものを参考にしたら良いかわからないって方結構いると思います。

そこで世の中にある色んなレザーブランドの特色をつかんで、自分がどんなアイテムを作りたいのかを再認識しようってことで、各レザーブランドを紹介していこうと思います。

さて、レザークラフトを始めるほどの人間ならお気に入りのレザーブランドがきっと存在するかと思います。

もちろんブランド限らず革製品全般好きって人もいると思いますが、少なくとも私には他のブランドを圧倒するレベルで好きなブランドというのが存在します。

そうYUHAKUです。

何がすごいかって染色技術が素晴らしい!他にない技術です。

百聞は一見にしかず。まずはこの画像をご覧ください。

こんな色のレザー見たことありますか!?

これが世界に誇るYUHAKUの染色技術であり、私がレザーに魅了されたキッカケでもあります。

 

世界に誇るYUHAKUの染色技術

さてここからは私の大好きなYUHAKUについて、情熱を交えながら紹介したいと思います。

私がYUHAKUに出会ったのは大学3回生の時。元から革製品が好きだった私は、近くのショッピングモールで革の財布を見ていました。するといつもは無いショーケースがあったので、何かなと見てみるとそこには初めて見る他にはない色合いの財布がありました。それがYUHAKUです。現在ではその高いクオリティが評価され全国の百貨店や、海外の窓口である空港にも出店されています。なんと2015年には繊研新聞社の百貨店バイヤーズ賞 メンズ部門賞を受賞したようです。



他のブランドとは一線を画すYUHAKUの染色技術ですが、ベラトゥーラという絵画の技法を活かしたものだそうです。これはブランドの創始者である仲垣友博さんが学生時代に絵の勉強をしていたからこそ生み出せたものでしょうね。2016年2月現在、YUHAKUでは染色職人を募集してますが絵画経験者優遇となっております。このことからもYUHAKUの革製品はアートにつながっていることがうかがえます。

 

YUHAKUの財布~実物の写真公開~

YUHAKUに魅せられた私は、現在YUHAKUのアイテムを2つ持っています。

財布とキーケースですが、写真を交えて紹介したいと思います。

ただ先に断っておきたいことは、YUHAKUの製品の真のクオリティーは写真では伝えきれないことです。通常の製品ならカメラの設定で、実際の製品の見た目以上に魅力があるように見せることも可能です。しかしながらYUHAKUの製品は質が高すぎてレンズを通すとその良さを100%伝えることができません。それでもお見せしておきたいのです。

YUHAKUのキーケースと財布

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分かって頂けますでしょうか、この染色の独特さ。透明感を保ちつつも深みのある赤に、黒の霧がかかったようなデザイン。計算しつくされたこの色合いは初心者の染色ムラとは明らかに訳が違います。

どちらも赤なのは別に赤が特別好きというわけではなく、どちらも頂き物でたまたま色がかぶったからです。愛用しすぎて傷が目立つようになってしまいました。キーケースの剣先デザインなど余分な金具を使わないスマートさに脱帽です。

 

財布の内装

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内装は真っ白なヌメ革です。ちなみにオーダーメイドで作ったものなので、見きれていますが名前の刻印が入っています。使用から約3年経ちますが最初の色が1枚目の写真、現在が2枚目の写真です。もっと育てていきたいですね。

※もともとオーダーメイドも対応していましたが、今はもうオーダーメイドを受け付けていないようなのでホントに貴重です!

 

キーケースの内装はこんな感じです。

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さりげない刻印が活きてますね。

このデザインのキーケースについても生産終了しているので、2016年2月現在だと赤色は販売していません。

 

いかがでしたか?

YUHAKUの製品はなかなか高額なため気軽には買えないですが、その価格に見合うクオリティは持ち主にスマートな大人さを演出してくれることでしょう。きっと私にもいくぶんのスマートさが出てると思います(笑。

小物で大人を演出したい人、彼氏や旦那へのプレゼントにずっと使える革製品を考えている人なんかには最高におススメのブランドです。

YUHAKU興味湧いてきたって方は是非YUHAKUのオンラインショップへ!クオリティに度肝を抜かれる準備は良いですか?
オンラインショップ→【YUHAKU(ユハク)】

以上、1回目のブランド紹介コーナーでした!