【B6サイズ革手帳】システムバインダーの作り方&無料型紙【前編】

作り方&型紙

人気企画作り方講座ヽ(o゜ω゜o)ノ

第4弾はポケットサイズのシステムバインダーの作り方を公開します!
今までのものに比べるとパーツが多くて少し大変ですが、出来上がった時の達成感はまた格別です。
またパーツが複数ある時の組み方を学んでもらえればと思います。

工程が比較的多いので前編と後編に分けてお送りします!

【ポケットサイズ革手帳】システムバインダーの作り方&無料型紙【後編】
前編では外装を完成させますよ。

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ポケットサイズのシステムバインダーの無料型紙

それでは製作に移る前に、以下のリンクをクリックして型紙を保存してください。

Click! → ポケットサイズのシステムバインダー(zipファイル)
(別タブで開きます)

※A4サイズで印刷してください。

型紙の準備はできましたか?
それではさっそく作っていきましょう。ざっくりと手順だけを説明していきますので、作り方がわからない場合は基礎技法のページで、各技法について勉強してください。

それではレッツトライヽ(o゜ω゜o)ノ

 

ポケットサイズのシステムバインダーの作り方

今回は全体でこんなにパーツがあります。

 

慣れないと丸一日はかかる内容となっているので、気長にやってみてください。

 

外装パーツを作る

今回はパーツが多いので、大枠として外側、内側と分けて仕上げていきます。
まずは外側パーツから作っていきましょう。

画像はクリックで拡大できますので、必要に応じて見ていってください。

 

1.パーツの切り出し

パーツを切り出したら接着する部分(5mm)を荒らしておきます。
また必要に応じて接着部分を漉いておくと、完成した時に分厚くなりすぎません。
今回は表面と裏面の銀面と背の部分の床面を少し漉いてみました。

 

接着後にはコバ処理できない場所をこの時点で処理することも忘れずに。

 

2.接着

好みによって変えてもOKですが、真ん中のパーツが上になるように接着を行います。

 

3.縫うガイドラインを引く

端から2.5mmのところにディバイダーを使ってガイドラインを引いていきます。

またガイドラインの一番端は、端から2.5mm離れたところにし、丸ギリで印をつけておきます。

 

4.縫い穴を開ける

丸ギリで付けた印から真ん中へ向かって穴を開けていきます。

中央で縫い穴のバランスを調整します。

 

5.縫製

あとは端から端まで縫っていくだけです。

 

6.ベルト通す部分の作成

まず革を薄く漉いていきます。

分厚いと後々かさばります。(今回少し分厚かったです。)

 

満足できる薄さになったら幅が16mmになるように折り返します。

この時縫い合わせを行わないので、なるべく強力に接着します。

ちなみにサイビノールの600番が強力な接着剤です。

 

最終的にこのような形になればOKです。

 

7.ベルトの作成

ベルトですが、表と裏で長さが4mm違います。

これは短いパーツと長いパーツを貼り合わせることで、曲がった形状をキープするためです。

裏表パーツ両方の床面にゴム糊を付けます。

 

 

先端ともう片方の端を貼り合わせます。

このとき真ん中はくっつかないようにしておきます。

 

完成したときの角度を思い浮かべながら曲げていきます。

そうすると自然な感じで貼りあわすことができます。

 

8.ベルト通し部分の貼り合わせ

表面の革にあらかじめ切り込みを入れていると思うので、そこにベルト通しとなる革を差し込みます。

実際にベルトを通してみます。

 

 

この状態で床面に向きを変え、出ている部分の銀面と対応する部分の床面を荒らします。

 

ここも縫わないので強力に接着します。もちろん縫っても大丈夫です。

長年の使用でも耐えられるように、しっかりと接着しましょう。

 

9.ベルト部分の縫製

ベルトパーツを縫い合わせます。

2.5mmでガイドラインを引いていきます。

この時先端部分と端から2.5mmのところに丸ギリを打ち、先端から端へと向かい縫い穴を開けていきます。

どうせ見えなくなるので適当に玉結びしました。

縫い終えたらコバを処理しておきましょう。

ベルト部分はしっかりコバ処理していないと、使用の劣化でボロボロになりますよ。

 

10.ベルトと裏面パーツの接着

完成したベルトと裏面パーツの床面を貼り合わせます。

ベルトパーツは端から5mmを被せ接着します。

5mm被せるとちょうど2.5mmの幅で縫製できます。

先に縫い合わせる革に2.5mmのガイドを引いておくと合わせやすいです。

 

ベルトの一番端の縫い穴から丸ギリを刺し、裏面パーツの銀面に貫通させます。

ちなみにこの時点ではまだ縫い合わせません。

 

 

ここで大事なポイントを1つ!

だいぶ先の工程ですが、最後に内側パーツと縫い合わせる時、この丸ギリで印をつけたところも菱目打ちで穴を開けてしまうと糸が切れるもととなるので、ここは丸ギリのみで穴を開けるよう注意しましょう。そのためのガイドとなる作業です。

 

これにて外装パーツの完成です!

ちょっと画像が荒いですが、床面からみるとこんな感じになっていればOKです。

上手にできましたか?

 

次回は内側パーツを作っていきます。

【ポケットサイズ革手帳】システムバインダーの作り方&無料型紙【後編】

内側を作ればあとは外側パーツと縫い合わせて完成ですので、お楽しみにヽ(o゜ω゜o)ノ

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