革の種類と特徴~エキゾチック革~

レザークラフト基礎

枚数の少なさゆえ価格は他の革より高めですが、有効に使うと強いインパクトを放てるのがエキゾチックレザー。

個性の表現や自分が好きな動物の革があれば使ってみるのもいいかも。

 

トカゲ革

1つ当たりのサイズが小さく強度も低いため、ベースの革と張り合わせて使用されます。

独特なウロコの模様で種類によっても異なる模様を持っています。種類が多いため様々なバリエーションで個性が表現できるのがトカゲ革です。

 

エイ革

エイの中でもスティングレイという針を持つエイが革製品として加工されます。他の革とは全く違う光沢のあるビーズ状の表面を持った個性の強いレザー。

中央にある模様(連石)もエイ革の特徴。非常に硬いため革包丁ではなくハサミでカットします。

 

ダチョウ革

ダチョウ革は一般的にオーストリッチと呼ばれます。「クィルマーク」という羽を引き抜いた跡の突起があるのが特徴です。ただしクィルマークがある部位はダチョウ革の中でも一部なため貴重なのです。

そいうった事情を受け、オーストリッチのように見せているイミテーションレザーも普及しているため、購入する際は本物かどうか確認しましょう。

またダチョウ革は胴体以外に足からも革が取られ、その革はオーストレッグと呼ばれます。爬虫類に似たウロコのような模様が特徴で強度もありますが、ダチョウの足の分しか取れないので一枚当たりの革が細いです。

 

サメ革

サメの革だけあり耐水性と強度に優れます。使うほどに柔らかな艶が出る経年変化を楽しめます。革の中でもかなり頑丈で、その頑丈さはナイフで突き刺しても貫通しないと言われているほどです。

サメ肌と呼ばれるザラザラした質感はサンドペーパーやワサビのおろし金にも使われています。

希少価値が高いため高価です。

 

ワニ革

エキゾチックレザーの中では最も知名度の高いワニ革は、高級感のある素材として昔から人気があり高級ブランドにも好んで用いられます。

野生のワニは絶滅危惧種でワシントン条約によって保護されているため、市場に出回っているワニ革の8割以上は養殖されたワニ革です。ワニの成長には時間がかかるため、年々需要に対して供給が追い付かなくなってきてるのが現状です。

また高価な革なので牛革に型押ししたイミテーションレザーも多いです。

ワニ革のことならこのサイトが非常に勉強になりましたので載せておきます。

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